■Cars Sound
TRAINOでは、幅広いNゲージ車両にNEXT18規格で作られたDCCデコーダをとりつけるためのExpBoard(DCCデコーダ搭載補助基板)を準備しています。電車や気動車など、箱型車体について適合表を作成しました。
備考:この表以外に専用品(例えば 小田急ロマンスカーNSE用)がございます。
なお、以下の加工例にて作業難易度をA〜Eで表しましたので、参考にしてください。
【A】はんだ付けは少なく、車体の分解・組立も容易である。
【B】半田付けは必要だが、細かい車体加工はない。
【C】車両の分解や配線処理を丁寧に行う必要がある。 ダイキャスト加工も必要である。
【D】Cに加えて、製品分解やはんだ付け加工の難易度が高い。
【E】現物合わせを含めた高度な車体加工と細かい半田付けが必要である。
■EC-Slimを使った電車のDCCサウンド搭載事例
EC-Slimは、汎用のExpBoardです。説明書はこちらです。
EC-Slim説明書
国鉄 クモハ52【C】
EC-Slimを使って旧型国電クモハ52にDCCサウンドデコーダ(Loksound5 MICRO)を搭載しました。
クモハ52搭載記事
旧型国電サウンドデータ
国鉄 201系【B】
EC-Slimを使って201系にDCCサウンドデコーダ(Loksound5 MICRO)を搭載しました。M車は103系とほぼ同じ構造ですが、こちらはスピーカーを屋根上、集中クーラーの裏に貼り付けています。音源は特徴のある201系です。
201系搭載記事
国鉄201系サウンドデータ
国鉄 113系【B】
EC-Slimを使ってモハ112にDCCサウンドデコーダ(Loksound5 MICRO)を搭載しました。集電およびモーター配線はEM13アダプタを使っています。スピーカーは連結面近くの床上に取り付けました。音源はもちろんオープンサウンドデータ MT54です。
なお、先頭車のヘッドライト、テールライトはKATOのFL12を使ってDCC化しています。
113系搭載記事
MT54・国鉄近郊型サウンドデータ
国鉄 455系【C】
455系(TOMIX製品)にEC-Slimを使って搭載しました。多くのTOMIX車両では動力ユニットを一度分解し、モーターからの配線を取り出す必要があります。
当初は車端部へスピーカーを設置しましたが、最近屋根上クーラー部分の下側に移設するこことで、窓の中をスッキリさせました。
455系搭載記事
MT54・国鉄急行・特急型サウンドデータ
国鉄 485系(Loksound5 Micro版)【B】
485系(KATO リニューアル品)は、DCCフレンドリですので直接Loksound5 MICRO KATO JAPANでサウンド化ができます。こちらは、発売前にEC-Slimを使って搭載した事例鵜です。当初は車端部へスピーカーを設置しましたが、最近屋根上クーラー部分の下側に移設するこことで、窓の中をスッキリさせました。
485系搭載記事
MT54・国鉄急行・特急型サウンドデータ
相鉄9000系【C】
相鉄9000系をDCCサウンド化しました。こちらも動力ユニットを分解し、モーター配線を取り出す必要があります。
スピーカーは連結部近くに入れています。実車の夜の姿に合わせ電球色室内灯を組み込みました。
音源はオープンサウンドデータの東洋タイプです。
相鉄9000系搭載記事
阪急8300系 東洋GTO VVVF
■EC-Slimを使ったディーゼルカーのDCCサウンド搭載事例
ディーゼルカーにおいても、電車同様EC-Slimを利用できます。ただし、近年のKATOのGM3モーター搭載品はECタイプFの方が改造が楽です。
キハ40【C】
TOMIX キハ40をEC-Slimを使って搭載しました。キハ40は両運転台で運転席パーツに当たるため、EC-Slimの先端をカットしています。またライト関係の配線もEC-Slimの端子を使っています。なお、EctypeKを使っても改造できます。
キハ40搭載記事
キハ40サウンドデータ
キハ110【C】
デコーダはEC-Slimの内側に取り付けています。またライト関係の配線もEC-Slimの端子を使っています。スピーカーはトイレの位置につけています。
キハ110搭載記事
キハ110サウンドデータ
キハ261系【C】
マイクロエース製品に搭載しました。基本はKATO製品と同じですが、モーター配線を取り出す加工がちょっと細かいです。
キハ261系搭載記事
キハ261サウンドデータ
キハ283系【B】
スーパーおおぞらでは、従来モーター(GM5)なので、車両の上部端子から配線を取り出します。なお、ヘッドライト・テルライトもDCCフレンドリでないので、TRAINOの互換DCC基板 PetitDecoderが便利です。
キハ283系搭載記事
キハ283サウンドデータ
■ECタイプFを使ったサウンド加工
ECタイプFは、KATOの床下プリント基板を置き換えてDCC化するExpBoardです。
説明書はこちらです。ECF説明書
クモハ12【D】
ECタイプFを使ってクモハ12のDCCサウンド化を行いました。室内灯はカスタム品を作って点灯させています。
クモハ12搭載記事
旧型国電サウンドデータ
キハ58系【C】
ECタイプFとEC-Slimを組み合わせてキハ58のDCCサウンド化を行いました。床上にデコーダが見えないのでよりスッキリした仕上がりになります。
キハ58搭載記事
キハ58系サウンドデータ
■Loksound5 MICRO DCC KATOを使った方法
DCCフレンドリを活かしてサウンド化しますが、一部追加加工をしています。
JR701系【C】
Loksound5 MICRO DCC KATO(DCCフレンドリタイプ)を使っています。ヘッドライト、テールライトはサウンドデコーダから必要な信号を取り出しています。
701系搭載記事
キハ181系【C】
Loksound5 MICRO DCC KATO(DCCフレンドリタイプ)をKATOの現行製品に搭載しました。スピーカーを車端に隠すために、室内灯LEDユニットを小型化しました。
キハ181系搭載記事
キハ181サウンドデータ
■その他の方法
581系【C】
581系では室内に寝台パーツがあるので、オリジナル導光材をそのまま使い、屋根裏にデコーダを入れてみました。スピーカーは車端部です。
SL各種説明書
581系搭載記事
MT54・国鉄急行・特急型サウンドデータ
583系【C】
583系では581系と異なる方法で搭載してみました。EXP-NANO2を使って車端部にデコーダを搭載しています。スピーカーは屋根裏です。
NANO2説明書
583系搭載記事
MT54・国鉄急行・特急型サウンドデータ
小田急 NSEロマンスカー【D】
KATO小田急ロマンスカーNSEのDCCサウンド搭載と、全車の室内灯点灯に使う製品です。入手しにくい部品(スピーカー、小型ダイオードブリッジ)を添付しています。
EXP-NANO3100説明書 NSE改造記事
小田急NESE3100サウンドデータ