Locomotive Sound

このページでは日本型機関車のDCCサウンドモデル改造についてご紹介します。特別に記載がない場合は、KATO製品のみのご紹介になります。
搭載手段を大きく分けると、

  • Loksound5 DCC Direct Kato USA(No58741)を直接取り付ける。
  • TRAINO EXP-MICROシリーズを使ってLoksound5 MICRO(58818)を取り付ける。
  • TRAINO EXP-NANOシリーズを使ってLoksound5 NANO(58923)を取り付ける。

のいずれかかと思います。詳細は以下をご覧願います。

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SLについては、MICRO用とNANO用があります。テンダーの中にデコーダとこのアダプタ、スピーカーを組み合わせて収納、エンジン側に配線を行います。EL、DL用は製品の標準基板をEXP-Boradに置き換えて、必要な配線を行います。

なお、以下の加工例にて作業難易度をA〜Eで表しましたので、参考にしてください。
【A】はんだ付けは少なく、車体の分解・組立も容易である。
【B】半田付けは必要だが、細かい車体加工はない。
【C】車両の分解や配線処理を丁寧に行う必要がある。 ダイキャスト加工も必要である。
【D】Cに加えて、製品分解やはんだ付け加工の難易度が高い。
【E】現物合わせを含めた高度な車体加工と細かい半田付けが必要である。

■Loksound NANOを使ったSLのサウンド加工

昨年、MICROより小型のloksound5 NANOが発売されましたので、それに合わせて専用ExpBoardを開発しました。NANOのコネクタは標準化されておらず、独自の調査によってExpBoardを設計しています。MICRO版より一回り小さく、車両側ダイキャスト加工を減らすことができます。

C57【D】

EXP-NANO51を使ってC57-1にDCCサウンドを搭載しました。従来はEXP-NANO62でご案内していましたが、EXP-NANO51を使うことでダイキャスト加工を大幅に減らすことができます。エンジン、テンダー間配線も準備済みです。
EXP-NANO51説明書
C57 NANO搭載記事
国鉄 C57, C59 蒸気機関車

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C62【D】

C62にEXP-NANO62を使った搭載方法のご紹介です。Nゲージ車両としては構造が複雑なSLの分解が必要になりますので、他のサイトを参考にして難易度を確認してから始めてください。
EXP-NANO62説明書
また、製品の加工記事とオープンサウンドデータはこちらです。加工サンプルのヘッドライトは別製品(TRAINO PetitDecoder)であえて別アドレスにして重連時に細かく制御するのですが、同一アドレスでよければテンダーに搭載したLokSoundから配線を引き伸ばすようが良いでしょう。
 C62搭載記事
国鉄 C62 蒸気機関車

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C56【D】

C56はテンダーが異形で石炭パーツの足があるので、その間にloksound5 NANOとEXP-NAN56を入れます。ダイキャスト加工の難易度は高めです。
SL用説明書
C56搭載記事 
C12・c56蒸気機関車

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C11【E】

C11はテンダーがないので、EXP-NANOを使ってデコーダをキャブに入れています。石炭部分をエンクロージャにしています。車体加工の難易度は高いです。
EXP-NANO説明書
C11搭載記事
C11 蒸気機関車

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■Loksound MICROを使ったSLのサウンド加工

C12以外は、ほぼ全車種のExpBoardを準備しています。

D51(MICRO利用)【C】

こちらは、D51にSL-C57/D51を使ってLoksound5 MICROを搭載する方法です。現在はEXP-NANO用もありますので、より楽に加工を行う場合にはEXP-NANOを使ってください。SL用説明書
D51搭載記事 D51蒸気機関車

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8620【D】

8620はテンダーが3軸固定なので、ダイキャストを削ってLoksound5 MICROを搭載しました。今なら、EXP-NANOとLoksound5 NANOがおすすめですので、C56の搭載加工を参考にしてください。
EXP-NANO説明書
8620搭載記事
8620蒸気機関車

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9600【D】

9600は専用ExpBoardを使います。ダイキャストウエイトを外しますので、鉛板などで補重してください。
SL用説明書
 9600搭載記事
9600蒸気機関車

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C58【D】

C58も専用ExpBoardを使います。ダイキャストウエイトを外しますので、鉛板などで補重してください。
SL用説明書
 9600搭載記事
9600蒸気機関車

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■ELのサウンド加工

日本型のELのほとんどは、ボディ内がダイキャストウエイトで占められています。一部の車種ではLokSound5 MICRO KATO USAを直接搭載できますが、それ以外は屋根上モニター下が唯一の搭載場所になります。また、スピーカーの置き場所を工夫する必要があります。

ED75【C】

ED75は、Loksoud5 MICRO DIRECT KATO USA を直接装着できます。屋根裏の一部カット、ヘッドライトの導光材のカット、スピーカー搭載加工は必要ですが、電気的な加工はスピーカー配線をつなげるだけです。 ED75搭載記事
JR EF64 電気機関車

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EF71【D】

EF71も、Loksoud5 MICRO DIRECT KATO USA を直接装着できます。屋根裏の一部カットとスピーカー搭載加工は必要です。スピーカーを台車間の小さな床下機器に収めるためにダイキャスト加工も必要です。 EF71搭載記事
JR EF64 電気機関車

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EH200/EH500【C】

EH200,EH500,EH10用のExpBorardを準備しています。モーターが入っていないボディの中央にデコーダとスピーカーを収納します。プラパーツの加工は必要ですが、ダイキャストの切削加工は不要です。
ELタイプH説明書
 EH200搭載記事
 EH500搭載記事
JR EH200 電気機関車

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EF58【D】

EF58でば、プリント基板を置き換えて屋根裏モニターにLokSound5 NANOを搭載します。スピーカーは運転台下のダイキャストウエイトをカットして収納してみました。NANO58説明書
 EF58搭載記事
JR EF65 蒸気機関車

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■DLのサウンド加工

ディーゼル機関車についても、最新車種はLokSound5 MICRO KATO USAを直接搭載できます。電気機関車と同様に、スピーカーの置き場所を工夫する必要があります。

DF200【B】

DF200はDLタイプFを使ってDCCサウンドを搭載します。ただし、現時点でオープンサウンドデータはありませんので、ESU社の電気式ディーゼルの音源を少し加工して利用しています。
DLタイプF説明書
 DF200搭載記事

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DD51【C】

DD51 はLoksoud5 MICRO DIRECT KATO USAをつかいますので、TRAINOのExpBoardは使いません。スピーカーのエンクロージャ加工がちょっと面倒ですが、満足できる音が出せると思います。
 DD51搭載記事
国鉄DD51ディーゼル機関車

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